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湘南国際マラソン間近!直前の痛みに対応するには!?

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もうすぐ湘南国際マラソンですね。当院でもランナーの患者さんが増えてきていました。 追い込んで追い込んで、結果痛めてしまっている方も数名…どうしても本番近くなると走りたくなるものです。 しかし! 直前で追い込みすぎても体の負担が上がるばかりでタイムが伸びなくなるのも事実。無理は禁物です。 練習のし過ぎで本番を迎える人も多くいらっしゃいますが、当院ではそのような方に急にインソールを入れて補正することはしません。 なぜか? 当院でお渡ししている フォームソティックス・メディカルは矯正力が強いモデル です。体を正しいポジションへ導いてくれるインソールなのですが、急に体が変化しても無理がかかるのです。 フォームソティックス・メディカルは慣らし期間が必要です。 よって、痛みが出て、すぐに大会に出る場合はあまり向きません。 人間の体のバランスはそうすぐに元には戻らないのです。 でも、痛みがあるからどうすればよいのか? そんな時に役に立つのがテーピングです。 当院ではKT TAPE PROという世界シェアNo.1キネシオロジーテープと、マイクロファイバーを使用した水分を全く吸収しないキネシオロジーテープのKilotapeを採用しています。 スポーツをする際に汗をかきます。しかし、その汗が原因でテーピングの機能が落ちてしまっては何もならないのです。 スポーツ現場でも、日常生活でも人間は汗をかきます。その汗を吸収しない、しにくいテーピングであれば性能が落ちることはありません。 テーピングは痛みを感じている箇所に貼るのもそうですが、その原因となる筋肉や関節へのアプローチとしても効果的です。 インソールとテーピングの違いは インソールの役割 ・土台となる足部のアーチ、ヒールの正しいポジションへの誘導(強め) ・ソールにクッション性を持たせることにより、衝撃を吸収 ・骨格バランスを整えることによって痛みを緩和 テーピングの役割(キネシオロジーテープの場合) ・土台となる足部のアーチ、ヒールの正しいポジションへの誘導(弱め) ・筋肉のサポートをすることにより、負担を軽減 ・皮膚を引っ張り、リンパ液などの流れをよくすることで血液循環を改善 です。 インソールの方がどちらかというと「

外反母趾について

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外反母趾。多くの方が悩んでいるこの症状。これはなぜなってしまうのでしょうか? 一般的には ・靴のサイズが合っていないものを履き続けていたから ・ヒールが高い物を履き続けていたから ・母趾が人差し趾より長いから変形しやすい ・生まれつき扁平足ぎみであったりする ・筋力低下 ・肥満 などがよく言われています。 外反母趾でお悩みの方は非常に多いですよね。 結論から言うと、外反母趾に限らず どの足の「変形」 も成人になってしまってからは 元に戻すことは非常に困難です。 では、 外反母趾になってしまった場合 はどのような対処ができるのでしょうか? 対処方法 1.テーピングでの補正 2.トレーニング 3.インソール 4.手術 1.テーピングでの補正 外反母趾変形になってしまった場合、まず考えられる対処法としてはテーピングがあげられます。割と軽度なものであればこれは効果的で、痛みの軽減はできる場合が多いです。当院でもKT TAPE PROやKilotapeを使用したアプローチで外反母趾に対して矯正を行うことがあります。ただし、 テーピングは貼り続けられたとしても1週間程度まで 。皮膚も限界がありますのでテーピングは一時的に痛みを抑える形で行うことが多いです。 2.トレーニング トレーニングを行い、足の指の筋肉を鍛えるという方法です。足の指に力が入らないため、歩くとき、立つ時に指がうまく使えず外反変形が起こりやすくなります。グーチョキパーを足の指でうまくできない人は外反変形になりやすいです。 足の指がうまく使えない理由としては 体重が かかるべきでないところ にかかっているから。 トレーニングをしたとしても、体重がかかり続けている限りは変形を食い止めるのは難しいでしょう。 3.インソール 外反母趾変形はインソールでも治すことはできません。しかし、変形が起こっている以上、過度に負担がかかっている部分があるはずです。 荷重を正しく分散させ、変形を予防することを目的 としてインソールは効果的です。人間の体は正しい位置へ戻そうとするだけでも症状が改善することがあります。 あくまでも「靴を履いている時だけ」にはなりますが、あなたが靴を履いている時に、痛みの悩みがあるのであればインソールは入れたほうが快適

インソールはどうやって選んでいる?

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インソールはお店で選ぶ時にどのような基準で選びますか? ・気持ちいい物? ・柔らかい物? ・カッコいい物? ・在庫処分で安かったから? ・人気がある商品だから? ・有名スポーツ選手が使っているから? ・友人に勧められて? ・安いから? 大事な事が抜けているのです。 なぜあなたにそのインソールが必要なのか? です。 そもそも、なぜそのインソールがあなたに必要で、何のために買うのか。ここが一番重要なのですが、多くの商品が店頭に並んでいるため選びきれずに「なんとなく」で買ってしまうことがほとんどなのです。 さて、足の不具合が起こってしまう理由としては 荷重が各関節に分散されていない ということ。 あなたの体重が60キロだとして、その体重を立った状態で支えているのはどこですか足の裏ですよね? 様々な筋肉を無視すると、足の骨が土台となり、その上にすねの骨、モモの骨、骨盤、背骨…という風に足の骨の上に乗っている状態です。 その土台となる部分が崩れていたら上はどうなるのか?常に不安定な状態にさらされてしまいます。それが長く続いた状態が「痛み」として出てくるのです。 うまく荷重を分散して「楽に立てる」「力が入る」ということが大切です。 では、インソールはどのようにして選べばよいのか? ここが一番難しいのです。 スーパーフィート、シダス、ソルボ、バネ、ソフソール。多くのメーカーがある中で当院が選んだのはフォームソティックス。 そんな中で出会ったのがフォームソティックス。 その理由がこちらです。 ・海外の足病医が実際に患者に処方しているOrthotics  (海外における医療用矯正具) ・足病学先進国であるニュージーランドでトップシェア ・世界30カ国で35年間、1000万人以上に処方の実績 正直、まだまだ日本では認知度が低いメーカーですが、ここ1~2年で多くの医療機関で取り入れられ始めています。(2017年11月現在) 多くのインソールを試したあなた、フォームソティックスは試してみましたか? まだフォームソティックスを試したことがない方はぜひ一度、フィッティングを行ってみてください。 次回は症状についてご説明していきます。

「メディカル」と「スポーツ」モデルの違いって何?

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フォームソティックスには「メディカル」と「スポーツ」モデルが存在します。 ネット上で見ると見た目が全く同じなので少々困ってしまうのですが… こちらがスポーツ。よ~く見るとロゴの下にスポーツと書いてあります。 こちらがメディカル。よ~く見るとロゴの下にカスタムメディカルと書いてあります。 正直、「は?同じじゃん?」 と、思いますよね。ええ。写真で見るとほぼ同じです。同じ角度の写真が無かったので申し訳ないのですが… でも、実際はかなり違うのです。 メディカルとスポーツの違いについては下記のとおりです。 ・アーチサポートの高さが違う ・ヒールカップの深さが違う ・フォームの密度が違う です。 メディカルの方が矯正力が高いハイエンドモデルになります。 これは認定を受けた医療機関のみでの販売となっております。当院は認定院なので販売することができます。 では、なぜメディカルモデルとスポーツモデルで区分けされているのでしょうか? 答えは 「メディカルは矯正力が高いため、使い方を間違えると不具合が起こるから」 です。 え?不具合が起こる、そんな危ない商品なの?と思うかもしれませんが、それは商品の知識について理解しないまま使用することを防ぐため、このような設定になっています。 例えば、家電を買って説明書を読まずに使用したとします。そのうち、使い方がわからずに面倒な商品だな。と、しぶしぶ説明書を読む。 使い方が全然違っていたことありませんか? または、思いもよらない使い方が書いてありませんでしたか? そう。インソールはこの部分が非常に重要なのです。 インソールを入れる理由としては「足を良いポジションに持っていくため」ですよね?それはなぜか?「現時点で痛みや違和感を感じているから、それを解決するため」ですよね? 足の関節、骨の形状は非常にデリケートです。キネシオロジーテープでアーチサポートやヒールロックをやったことある方はわかると思いますが、 「テーピングのような薄い素材でも、足の状態は変わる」 という事実です。 では、インソールに置き替えたらどうなるか? ほんの少しの厚みや形状の違いで効果が全く変わってくる のです。

フォームソティックスについて

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フォームソティックスはニュージーランドで生まれたインソールです。 インソールは世界中で様々なメーカーで販売されていますが、フォームソティックスは特徴的なデザインと製法でできています。  フォームソティックスの特徴 製法 形状 サポート 熱形成 ラインナップ 1.製法 一般的にインソールは貼り合わせて固さや高さを形成します。しかし、フォームソティックスは 削り出し製法 でできているのです。 発泡体をそのまま削り出すことで、構造を損なわずにサポートすることが可能です。大きな発泡スチロールを削って作るのをイメージしてください。それに近い物です。これには大きな工場、ラインが必要になり、日本で製造するのは困難なようです。 2.形状 世の中には様々な靴があります。フォームソティックスは豊富なラインナップにより、多くの靴にフィットするモデルが用意されています。完全に足形に合わせたインソールではインソールができてからそのインソールが入る靴を探さなくてはなりません。 その点、フォームソティックスは すでに出来上がっているインソールを靴に合わせ、熱形成を加えていきます 。そのため、 事前にシューズに合わせることができる ので安心してシューズ選びができます。 3.サポート 大切なのは足のポジションを正しい位置へ導いてくれること。アーチ形状と、踵のポジションが重要です。 フォームソティックスメディカルは、アーチ・サポート機構によって、中足骨頭の下部で、縦、横、及び斜めの三方向からアーチを支え、あなたの足をニュートラルな位置に安定させます。 また、深いヒール・カップが踵まわりを3次元構造で優しく包み、ショックの吸収をアシスト、着地の衝撃を最小限に抑えます。フォームソティックス自体のクッション性もありますが、それ以上にこの 足を正しいポジションに維持することが大切 です。 4.熱形成 熱形成を加えることであなたの足にフィットします。 ここで疑問がある方がいらっしゃるかもしれません。 「現時点で外反母趾や偏平足があるのに、矯正しなければならないのに熱形成するというのはどういうことか?」 足のポジションを維持するためには「アーチ